【其の三】野比与太郎氏考案の東京娘

(※以下、枠線内の文章以外は、全て野比与太郎氏によるものです。)

『センつく』の[其の一]は、「管理人(ON)と同郷の神戸娘」ですが、やはり誰しも地元びいきの心は持っているようで、
ON氏が神戸を新キャラの御当地としたのと同様に、私(野比与太郎)も、自分の住む東京を選んだ─
─と申したいところですが、実は『センつく』よりずっと前にこの「東京」というのは決めてありました。
ゲーム誌上で『センチ』の設定が発表されたのは、1996年の夏のことでしたが、翌1997年頃に、主人公の転校歴をもとに、
私なりに「主人公のストーリー」を考え、その話の展開の都合上、例の“空白期間”は東京にいたとしていたのです。
キャッチフレーズは「江戸前落語娘」
なぜ「落語娘」なのかについては、[ちょっとした裏設定]で後述するとしまして、プロフィールにまいりましょう。
クラブ活動は当然落語研究会、いわゆる落研です。
卓抜な表現力と美貌で絶大な人気があります。
普段の彼女は、声量こそ豊かなものの物静かな語り口、落ち着いた感じの表情、など、
総じて“端正”なのが特徴なので、落語を演じる時にのみ現れる語り口や表情が、
彼女のもうひとつの側面として、普段とは別の意味で人を魅了するということもあるでしょう。
そして、落研以外にも放送部ともつながりがあり、校内放送で噺をやるのはもちろんのこと、
話術の腕前を買われてDJを務めることもあります。
好きなものは、蕎麦・寄席・歌謡曲・大相撲。
食べ物では他に、寿司・ちゃんこ鍋なども好物ですが、食べる頻度はそれらより蕎麦が圧倒的に多いです。
「寄席」は、自宅に近い浅草演芸ホールが特に好きです。
「歌謡曲」については極めて詳しく、そのため前述のようにDJをこなせるのです。
「大相撲」が好きなのは、自宅の周辺の相撲部屋や国技館に、小さい頃から遊びに行っていたからです。
嫌いなものは「無粋な人」。好きなものと違い、こちらは設定するのが難しいですが・・・。
また、趣味としては、「作詞」「落語創作」などがあり、物を書くのも得意としています。
噺を作るのは、自分で演じるもののほか、落研の後輩達のために新作を提供することもあります。
誕生日は12月4日。身長は167p。スリーサイズは87・57・86。
成績は学年トップクラスですが、その中で得意科目はというと、現代文・古文・漢文といった国語科目、
日本史をはじめとする社会科、など文系全般です。

…で、ゲーム画面は↓こうなりました。



一応PS版の画面の雰囲気で作ってます。
尚、今回から名前表示を4文字対応に変更してたり。
3人目にしてようやく誤りに気付きました。(^^;)


      私立灰原女子高校制服バージョンはこんな感じ。→
      第3案は某うぐぅなゲーム風のデザイン(笑)。


髪型は、センチヒロイン12人の中にいなかった、"ショート・黒髪"にしました
(黒髪の若菜・千恵・真奈美はいずれもロングヘアです)。
もっとも、『センつく』第1弾の谷口栄が“ショート・黒髪”なので、
その栄と区別がつくように、左右にきっちり分けるのを考えました。
で、“真ん中分け”の、『センつく』第2弾のマリュード仲宗根とも異なる、七三分けぐらいにしました。

彼女の名前は、
"光村むつみ(みつむら むつみ)"
です。
上から読んでも下から読んでも同じという、
“回文”にしてみました。
彼女の父親は、自分の姓の「光村」について、
下の名前が「むつみ」なら回文になることを
子供の頃すでに知っていたのでしょう。
そして時は流れ、結婚相手の名が「むつみ」でなかったため、
生まれた娘に「むつみ」の名を授けたというわけです。
(※学生証のデザインは水無月かなめ氏によるものです。→)

●ちょっとした裏設定●

なぜ「落語娘」なのか、についてですが、主なところとしては
@私(野比与太郎)が落語好きであること、A落語界は歴史的にみて東京出身者優位であること、
Bアニメやゲームに「落語を話すキャラクター」を出してほしいこと、といった3つの理由があります。
さて、『センつく』第1弾・第2弾では、この[ちょっとした裏設定]の項は、漫才の話でした。
それらを執筆なさったON氏は神戸の方ですから関西人で、今回この文章を書いている私は東京の人間なので関東人です。
このことは、寄席が長いこと落語を中心にしてきた東京と、演芸において早くから漫才が盛んであった大阪という、
「東西の相違」を象徴していると私は思うのですが。

◆スポット一覧◆

【市内】
★浅草 ★上野 ★両国 ★向島百花園 ★秋葉原
【市外】
★柴又 ★水元公園 ★葛西臨海公園 ★お台場 ★浜離宮庭園
※東京23区は他の政令指定都市の区のようにまとめてひとつの市になっているわけではありませんが、
センチの12都市に倣って「市内」「市外」の表現を使っていることをあらかじめご了承下さい。